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ドライアイス (CO₂)

溶けずに消える氷

ドライアイスの表面温度は-78.5°Cだ。普通の氷が0°Cで溶けるのと比べると、次元が違う冷たさ。

昇華

固体から液体を経ずに直接気体に変わる現象を昇華という。ドライアイスが「溶けずに縮む」理由がこれだ。

1気圧ではCO₂は液体状態で存在できない。だから固体CO₂(ドライアイス)を常温に置くと直接気体になる。周囲の空気中の水蒸気がこの冷気で凝結し、白い霧が発生する。

日常のドライアイス

食品配送: アイスクリームや冷凍食品の配送に使われる。溶けて水にならないので包装が濡れない。

舞台演出: ライブ会場の霧効果。ドライアイスを温かい水に入れると急激に昇華し、濃い霧が発生する。

科学実験: 石鹸水にドライアイスを入れると、CO₂で膨らんだ巨大なシャボン玉を作れる。子供に大人気。

注意点

素手で触ると凍傷になる。-78.5°Cが肌に触れると細胞が瞬時に凍る。手袋は必須。密閉空間で大量に使うとCO₂濃度が上がり、酸欠の危険もある。

科学の仕組み

1

CO₂は1気圧で液体状態が不可能 → 固体から直接気体に変換(昇華)

2

ドライアイス(-78.5°C)周辺の水蒸気が冷却されて凝結 → 白い霧が発生

3

温かい水に入れると昇華速度が急激に増加 → 濃い霧の演出が可能

ユースケース

ステージ・イベントでの霧演出 冷凍食品の配送 子供と科学実験(シャボン玉)